駒場には川が流れていました。
おそらく初めて聞いた方はびっくりされるでしょう。
この川は、今も流れています。
一部は駒場商店街近くの暗渠として。
そして一部はキャンパス内に。
坂下門を入ると左手にちょろちょろと流れる小川がありますが、これです。
ここに書いてあるので、興味がある方はご覧になってみると面白いかもしれません。
駒場と"川"といえば、駒場池(一二郎池)も昔の川の名残だったという話も聞いたことがあるかもしれません。
キャンパス内において、昔の川の名残が"池"という形で残っているのは、"現在では"、駒場池のみです。
そう、現在では。
過去には実はもう一か所あったのではないか…ということをいま考えています。
坂下門付近を流れている川は、明治30年の駒場の地図によれば、当時は銀杏並木より北のほう(現在の野球場の近く)を水源としていたようです。
そして、1970年代の駒場の住宅地図を見ると、野球場の西に池のようなものが確認できます。(今はおそらく存在していません。地図上でしか確認していませんが。)
上の二つのことを考えると、この池も川の名残だったんじゃないだろうかと推測されます。
で、おそらくこのことはまだネット上で調べている人がいないんじゃなかろうかと思います。(ちょっと検索をかけただけですが。)まだ確証を得たわけではありませんが、ちょっと誇らしげな気分です。
短いですが、今回は以上です。ご覧くださってありがとうございました。